フィジカルサポートSERVICE

筋力・持久力・柔軟性・バランスなどのフィジカルチェックを行う

フィジカルサポートでは、フィジカルチェックとして筋力・持久力・柔軟性・バランスなど様々な身体機能の評価を行います。また、トレーニングサポートとして必要であればコンディショニングやトレーニングの指導も実施します。

筋力測定器

筋力測定器

多用途筋機能評価運動装置(Biodex system 4, BIODEX Medical Systems)を使用して全身の筋力を測定します。多くのスポーツ現場やフィジカルチェックにおいても使用されており、正確な筋力を測定することができます。

運動負荷試験

運動負荷試験

運動負荷試験(cardiopulmonary exercise test;CPX)を実施し、最大運動能力、特に全身持久力の評価を行います。また、安静時には確認できない循環器機能の異常も検出できます。運動負荷試験中は、呼気ガス分析と同時に心電図を記録することで自律神経機能を確認します。試験はマスクを着用してエルゴメーターを漕ぎ、それ以上酸素摂取量の増加がみられなくなるか、自覚的に運動継続が困難になるまで行います。実際には医師が付き添いリスク管理を行いながら実施します。

ジャンプ測定

ジャンプ測定

光学センサー(OPTOJUMP Next, Microgait, Italy)を用いて垂直ジャンプの跳躍高を測定します。反動を用いたジャンプ(カウンタームーブメントジャンプ)と静的状態からのジャンプ(スタティックジャンプ)の2種類を測定し、ジャンプ力のパフォーマンスチェックを行います。

バランス評価

バランス評価

バランスシステムSD(Biodex stability system, BIODEX)では、立位バランス能力を測定します。静止した状態のバランス能力だけでなく、プラットホームが動くことにより動的なバランス能力も測定することができます。またバランストレーニングにも活用することができ、評価・トレーニング・フィードバックが同時に可能です。

身体組成評価(生体インピーダンス法)

身体組成評価(生体インピーダンス法)

Inbody S10 (Inbody Japan)は、2-3分程度で体脂肪量・筋肉量・左右、上下肢の筋バランスなどを高精度に評価することができます。また、当センターにあるS10モデルは、臥位での測定も可能であり、立位保持が困難な方の測定も可能です。

超音波画像診断装置(エコー検査)

超音波画像診断装置(エコー検査)

超音波画像診断装置(SONIMAGE MX1, Konica Minolta, Japan)は、持ち運び可能であり画像性能にも優れており、スポーツ現場での活用も可能です。エコー検査では骨や筋肉、靭帯などの組織を観察し、スポーツ障害の診断に利用します。野球やテニスにおける肘関節の軟骨損傷や靭帯損傷、下肢の筋損傷を確認することができます。

インソール型圧力分布センサー Pedar

インソール型圧力分布センサー Pedar

インソール型の足底圧分布センサー(Pedar, Novel, Germany)を普段使用されている靴に挿入して、活動中の足底圧の変化をリアルタイムで分析します。足裏の圧の変化を評価することで、動きの“クセ”や負担のかかる動作かどうかチェックすることができます。

ウェアラブル歩行・走行分析システムGait Up Lab

ウェアラブル歩行・走行分析システムGait Up Lab

最新の小型6軸センサー(Physilog®5)を使用した歩行・走行分析システム(GaitUP Lab. GaitUP, Switzerland)は、靴にセンサーを装着するだけで歩行速度や足部の接地角度、荷重量などを含む26項目の歩行パラメータを解析します。歩行や走行の質的評価を行うことができます。

筋収縮特性測定器

筋収縮特性測定器

Tensiomyography(TMG)は骨格筋の機械的反応を選択的、かつ非侵襲的に測定ができる機器です。トレーニングの効果判定や筋組成・局部筋疲労・筋組織の緊張評価などに用いることができ、筋機能を評価する新しい評価ツールとして活用され始めています。

3次元光学式動作解析装置

3次元光学式動作解析装置

3次元動作解析装置(VICON MX, VICON Motion Systems)を用いた動作解析を行います。当センターでは赤外線カメラ16台と床反力計8枚を設置しており、運動中の関節の角度や重心の位置を正確に測定することができます。整形外科疾患やスポーツ分野での研究活動に主に用いています。

3次元磁気式位置計測システム

3次元磁気式位置計測システム

3次元動作解析装置(Liberty, Polhemus, USA)を使用し、肩甲骨の動きを評価します。肩甲骨の運動は胸郭や骨盤との相対関係で算出でき、姿勢との関係性も検討することができます。身体にセンサーを貼付し、上肢の運動中の肩甲骨運動を測定します。

全身反応時間

全身反応時間

全身反応の測定には、OPTPJUMP (Microgait, Italy)を使用します。全身反応時間は、PC画面上のシグナルが変わった瞬間にいかに素早く、足を地面から離せられるかを評価します。スポーツ活動中における相手やボールの動きに対してどれだけ早く反応できるかはどの競技においても重要なスキルな一つです。

自律神経機能評価

自律神経機能評価 (omegawave社製, Finland)

約2分間の安静時の心電図を計測する事で、心臓の現在の機能状態について自律神経の状態やストレスの状態、疲労度やエネルギー供給系の現在の機能状態について評価できます。また、それらをもとに適切なトレーニング強度を推測、提示する事ができます。

身体機能評価

身体機能評価

骨のランドマークを基準とした姿勢評価や各関節の関節可動域、筋の筋機能評価などをスポーツ領域に精通した医師や理学療法士が行います。

反重力トレッドミル

反重力トレッドミル

反重力トレッドミル(Alter-G、日本シグマックス)は空気圧を利用して体重免荷できるトレッドミルです。自身の体重を1%刻みで免荷することができ、下肢関節術後の免荷歩行練習で使用しています。専用のスパッツを履き、Alter-G内での立位保持にて体重測定して免荷量を決定し、歩行またはランニングを実施します。

全身振動装置 パワープレート

全身振動装置 パワープレート

パワープレート(PowerPlate®, USA)はプレート上に乗った身体に対して3次元的に振動を与えて筋肉に負荷を与える機器です。トレーニング機器としての利用だけでなく、バランス能力の確認にも使用できます。